謹んで新年の慶びを申し上げます。
昨年は大変な状況となってしまい、不安はなお解消されていませんが、くれぐれもお体に気をつけてお過ごし下さい。
さて、新年早々ですが、展示のご案内をさせて頂きます。この度、タグチファインアートにてグループ展に参加する事となりましたので、下記の通りご案内させて頂きます。
グループ展 「NEW POSITIONS 2021 –日本の抽象絵画–」
田中秀和 西川茂 平野泰子
会期:1月16日(土)~2月20日(土)
レセプション:1月16日(土)17:00より19:00
時間:13時~19時(火~土)
休廊日:日・月・祝日
場所:タグチファインアート 103-0023 東京都中央区日本橋本町2-6-13 山三ビル B1F
展覧会概要は下記よりダウンロードいただけます。
グループ展には新作となるクリスト&ジャンヌ=クロードへのオマージュとなる作品を発表する予定です。
梱包芸術家として知られるクリストは今年の5月にその生涯を終えました。(ジャンヌは2009年没)今年の9月に行われる予定であった凱旋門を包むプロジェクトは、彼らが亡くなった後も引き継がれ、来年に延期の予定となりました。
僕自身、「Sealed House」シリーズを描き始めた当初から、クリスト&ジャンヌ=クロードの活動を意識してきました。
彼らは実際の建物を覆い隠す事により、逆にその建物自体の存在感や歴史的背景を浮き彫りにしています。
一方僕は建造物が覆われた状態を、変容するランドスケープや移ろう環境の「動態」と捉え、絵に落とし込む事によりそれらを顕在化させようとしています。
共鳴する部分があると同時に、彼らとの違いも少なからずあると感じています。
この機に彼らの作品のオマージュを制作する事により、「Sealed House」シリーズを見つめ直し、さらに推し進める機会となればと考えています。
また、コロナの状況によっては不測の事態(中止や会期途中での終了、延期など)が起こりうるかもしれません。ご予定の前に一度webなどをチェックしていただくか、僕の方に直接問い合わせいただいても構いませんので、ご遠慮なくご連絡ください。
ぜひお越しくださいとはなかなか言い難い状況ではありますが、お越し下さる際にはくれぐれも感染予防対策を万全の上、お出かけください。
最新の情報は常にこのページにアップしていく予定です。
こんなご時世ではありますが、作家として僕にできることは作品を作り、届けることだと考えております。いつも通り、その時その時で出来うる限りの準備をして展示に臨みたいと考えております。 本年も何卒、宜しくお願い致します。