
この春のメインの作品は、2020年東京オリンピックの舞台となる新国立競技場の建設途上を描いた作品の予定です。
なぜならザハ・ハディドの案が白紙になったうえに立つ新国立競技場の在り方は、Sealed House というシリーズにおいて、描かなければならないモチーフと僕の目に映ったからです。
2020年、オリンピックの始まる前に発表する為、2017年の夏から取材を始めていました。暑い夏の太陽の下、汗だくになって現場の周囲を撮影して歩いたり、近くに聳えるホテルの上階にしれっと入れないかと試みたりもしました。ある時はOUT of PLACEの鈴木さんの教え子が働くオフィスが入っているビルの屋上に上がらせてもらい、建設現場を撮影したり。
この時はテンションが上がったな~。
そういえばこの時期のハトバスツアーには、こうしたオリンピックに向けて建設中の大規模施設の工事現場を回るツアーという、なかなか鉄骨な?ツアーもあったんです。その中にも新国立競技場は組み込まれていました。
どんな人がこのツアーに参加したのか、、、、そんな方には是非僕の展示を見て貰いたいものです。
そうして東京に行く度に何度も通いアイデアを重ねてきました。