いつもと同じように準備を続ける。同じように案内状を書き、残った作品の配送手続きを進める。大きな作品で断られては別の業者にお願いしたりを繰り返す。前回は送れても今回は断られたり。
こんな時期にアート?というかもしれないが、仕事を続けようとしているだけでもある。中小企業や飲食店、色んな業種の人達が何とか仕事を継続しようとするのと同じように、仕事を続ける道をこんな状況でもただ模索している。正解はわからないけど。
「こんな時にアートなんて」とは考えられない。
決して上手く言えないが、
感染を防ぐ上でソーシャルディスタンスは必要なんだと思う。テレワークが可能であれば必要だろう。勿論可能な仕事であれば。
今、必要とされているのは人と距離を取る事。
SNSで面識のない人と繋がり安心感を感じて、身近な家族、友人、知人と実際にあうことに不安を覚える。ひっくり返った世界。
この時期を境にして、何を捨て、その先に何をみて、今後何を求めていくのかが決まってくる。そうして世界は更新していく。
今後更に進むヴァーチャルの世界でも必要な現実が、今決まってくるのだと思う。
この時期にアートが不必要と判断されるなら、この先の未来にも不必要だろう。
大震災や大災害とは状況が違う。
だから、自分の作品で何ができるのかこの状況に抗ってみたい。